こんにちは。ロボット教室で作るロボットの動く仕組みの中には、身の回りにある道具や家具などに使われている所がたくさんあります。
今回は代表的な「リンク機構」と「ラチェット機構」についてお話します。
1.リンク機構ってなに?
リンク機構は、複数の棒状の部品(リンク)を関節(ジョイント)でつなぎ、回転運動を別の運動に変える仕組みのことです。
これを使うと動きを大きくしたり、小さくしたり、方向を変えたりできます。
身近な例:扇風機の首振り
扇風機は左右にゆっくり動きますね。
扇風機の中に小さなリンクが入っていて、モーターの回る動きを「左右に振る」動きに変えているんですね。
(引用動画:こーじ)
ロボット教室では「扇風丸」というロボットが実際の扇風機の首ふりの仕組みで動いています。
(引用動画:ヒューマンアカデミージュニアロボット教室_鹿児島中央教室エムコミューン)
2.ラチェット機構って何?
ラチェット機構は回転方向を一方向に制限する仕組みです。
自転車をこいでいると前には進みますが、足を止めてもタイヤは回り続けますね。
これがラチェット機構のおかげです!
ペダルを逆に回しても後ろに進まないのも、この仕組みが働いているからなんです。
(引用動画:そうちゃんのロボット&プログラミングラボ)
ロボット教室の「サカアガリン」や「ロボフィッシュ」も実はラチェット機構の仕組みで、一回目と二回目で動きがだいぶ変わります。
(引用動画:ヒューマンアカデミージュニアロボット教室_鹿児島中央教室エムコミューン)
まとめ
リンク機構は「回転運動を違う動きにする」仕組み。
ラチェット機構は「回転運動を一方向だけに動く」仕組み。
どちらも私たちの生活を便利にしてくれています。
お子様と一緒に身の回りからリンク機構やラチェット機構が使われていそうな道具を探して、そこからヒントを見つけて自分だけのロボットを作ってもらうのも、夏休みの思い出になるかもしれませんね!
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